2つの人格が合体したチャーリー、新たな玉座へ身を置く。
Charlie(チャーリー)はDarkness(闇)またはNight Monster(闇夜のモンスター)としても知られるゲーム中では不可視の存在です。プレイキャラが完全な暗闇の中にいると攻撃をしてきます。Don't StarveおよびそのDLCの世界ではマクスウェルに次いで2番目の敵対者として位置付けられています。Don't Starve Togetherの世界では、マクスウェルの支配を引き継ぎチャーリーがメインの敵対者となりました。また闇夜のモンスターとしての特性も兼任しています。
現在公開されている情報では、チャーリーはかつてマジシャンとして活動していた頃のマクスウェルの女性アシスタントであったことが明らかにされています。そしてマジックショーの最中に影の怪物(マクスウェルは「Them(奴ら)」と呼んでいる)によって2人はコンスタントの世界へ連れていかれ、その際に彼女は邪悪な人格を持ち、Night Monster(闇夜のモンスター)と変貌してしまったとされています。Don't Starve TogetherにおけるA New Reignのムービーでは初めて闇夜のモンスターと化した彼女の姿が描写されました。しかし、ほとんど邪悪な人格に支配されながらも彼女は人間としての良心を持った人格も同時に持ち合わせており、それによってわずかながら邪悪な力をコントロールしています。彼女には姉のウィノナがいます。
“Wait, is that...?”
–Wilson, NPC Charlie
“Have I seen her before...?”
–Willow, NPC Charlie
“Wolfgang has seen that face in the dark...”
–Wolfgang, NPC Charlie
“Are you the true face of the darkness?”
–Wendy, NPC Charlie
“ALL THAT POWER AND SHE STILL CLINGS TO THAT ORGANIC FORM”
–WX-78, NPC Charlie
“I'd like to give that young lady a stern talking to!”
–Wickerbottom, NPC Charlie
“Her face looks familiar, I think I've seen it in my nightmares.”
–Woodie, NPC Charlie
“At last, you reveal yourself!”
–Wigfrid, NPC Charlie
“Are you the lady from the dark?”
–Webber, NPC Charlie
“Mon dieu... Is that the face I've seen peering from the shadows?”
–Warly, NPC Charlie
“Charlie, wait!!”
–Winona, NPC Charlie
“The Shadow Queen is finally seen!”
–Wortox, NPC Charlie
“It the scary night lady!!”
–Wurt, NPC Charlie
“Excuse me, ma'am! It's dangerous here, do you need any assistance?”
–Walter, NPC Charlie
“She looks happy... that doesn't bode well.”
–Wanda, NPC Charlie
メイン記事:Cyclum Puzzles
Don't Starve Togetherの世界では、マクスウェルの支配を引き継ぎチャーリーがメインの敵対者となりました。また闇夜のモンスターとしての特性も兼任しています。時系列としてはDon't StarveにおいてWilson(ウィルソン)がアドベンチャーモードをクリアした後の話になります。マクスウェルと交代する形でNightmare Throne(悪夢の玉座)へ拘束されたウィルソンを人間の人格のチャーリーが自由にしてあげます。しかしその直後にモンスターの人格が表に出てウィルソンを攻撃し、玉座による力を吸収した後に彼をマクスウェルの居る荒野へ放ちます。
ウィルソンから玉座の力及び世界の支配権を吸収したチャーリーは玉座の様相を自分好みに変化させます。この時人間とモンスターの人格同士でどのような様相にするか争い、最終的に2つの人格を混ぜ合わせたような人格が誕生し、双方のバランスをとった新たなデザインの玉座に身を置くこととなります。
一方ウィルソンとマクスウェルは他のキャラたちをこの世界に連れてくるためにJury-Rigged Portalを完成させます。その後チャーリーがこれを破壊し、改めて自分のデザインしたもの(Florid Postern)に作り替えることで彼女がDon't Starveの世界の新たな支配者であることのシンボルとしました。
“It wants something dreadful.”
–Wilson, Charlie Hand
“You want something from me?”
–Willow, Charlie Hand
“Is needing something, yes?”
–Wolfgang, Charlie Hand
“Do I dare approach?”
–Wendy, Charlie Hand
“OFFERING REQUIRED”
–WX-78, Charlie Hand
“Not exactly a helping hand, eh?”
–Woodie, Charlie Hand
“I'll... see to it.”
–Maxwell, Charlie Hand
“It seeks an offering.”
–Wigfrid, Charlie Hand
“We think it wants something!”
–Webber, Charlie Hand
“It needs an important ingredient.”
–Warly, Charlie Hand
“Want something?”
–Wormwood, Charlie Hand
“You want something, huh?”
–Winona, Charlie Hand
“It seeks a stone of dread.”
–Wortox, Charlie Hand
“What you want, florp?”
–Wurt, Charlie Hand
“We should give it a hand! Heh. Good one, Walter.”
–Walter, Charlie Hand
“Me? Help YOU?!”
–Wanda, Charlie Hand
「Terrors Below」アップデートにて、人間形態の姿が実装されました。ナイトメアウィーバーを倒した後に出現するBeckoning Hand(招きの手)に恐怖石を5個渡すとチャーリーが出現し、古代のゲートを修復します。修復が終わり、姿を消した後は地下では影の裂け目が解放されるようになります。
セリフファイルの隠しメッセージ
Cyclum Puzzles公開及び「A New Reign」アップデートの後、DST版のマクスウェルのセリフファイルにチャーリーの隠しメッセージが追加されました。以降、2019年3月のウィノナのキャラクターアップデートではウィノナのセリフファイルに、そして同年6月のワームウッドの実装アップデートではワームウッドのセリフファイルにそれぞれ隠しメッセージが追加されました。しかしこれらのメッセージはウッディのキャラクターアップデートをもって全て削除されています。以下は過去に追加されていたメッセージと、それらが埋め込まれていたセリフの行をまとめたものになります。
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マクスウェル
- Maxwell (generic)- "What a dapper fellow!"
(傲慢で…尊大で…うぬぼれ屋さん…)
- Maxwell (NPC)- "Looking good!"
(あなたの良くないところだったわ…)
- Maxwell's Head- "Hey, handsome."
(あなたのしたこと…)
- Maxwell's Light- "Aw, it remembers me."
(あなたは…)
- Nightmare Lock- "It keeps the master in the chair."
(…あなたって…)
- Nightmare Throne- "It's less painful than it looks. Barely."
(捕らえられて、逃げもしなかったじゃない…)
- Maxwell Statue (DST)- "It seems silly now..."
(その思い上がりが…マキシー…あなたの悪いところだったわ…)
- Maxwell's Tooth Trap- "I'm... sure I had my reasons when I placed this."
(…)
- Maxwell's Mosquito Mine- "Maybe I shouldn't have put that there."
(…)
- Gramaphone- "That accursed thing!"
(…)
- Florid Postern- "Always did have a flair for the dramatic..."
(…何かジョークを言ってよ…そうしたら私、すぐに会いに行くわ…)
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ウィノナ
- Maxwell Statue (DST)- "So THIS is 'Maxy'."
(…)
- Charlie announcement- "C-Charlie?"
(…本当にごめんなさい…あなたを連れてくるつもりじゃなかったの…)
- Charlie attack, missed- "Ha! I know all your moves!"
(そんなつもりはなかったの…でも現にあなたはここにいる…)
- Charlie attack, hit- "Yeow! Rude!"
(あの時はああするしかなかったのよ…)
- Failed to revive Abigail- "No one should ever lose a sister."
(…)
- Campfire (out)- "My sister was afraid of the dark."
(あなたはすっかり変わってしまった…)
- Fire Pit (out)- "My sister was afraid of the dark."
(どれぐらい時間が経ったの?)
- Mandrake (mob)- "This is exactly what having a little sister's like."
(あなたときちんとお話がしたい…)
ワームウッド
- Maxwell Statue (DST)- "Alive?"
(…)
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トリビア
ゲーム内
- 通常は暗闇で死んだ場合、モルグでは死因の欄に「Darkness(闇)」と書かれますがマクスウェルを使用している時に同じように死ぬと死因に「Charlie」と書かれます。
- Don't Starve Togetherにてゲームをやめようとすると「Charlie will miss you!(チャーリーが寂しがりますよ!)」とメッセージが表示されます。
バックストーリー
- 彼女の性別及び人となりが最初に明かされたのはKevin(Kleiのリードプログラマー)がTwitchにて洞窟の配信を行った時です。
- 最初に彼女の名前が知られたのはUndergroundアップデートにてマクスウェルが闇夜のモンスターをチャーリーと呼ぶようになった頃です。後に人間バージョンの姿がWilliam Carter Puzzles(ウィリアム・カーター・パズル)の解答に描かれました。
- MogglesやWerebeaverの暗視能力もチャーリーの攻撃を防ぐことができます。このことから彼女は光を嫌っているわけではなく彼女そのものを知覚されるのを嫌っていると考えられます。
- ウィリアム・カーター・パズルで見られるチャーリーの手紙によれば彼女はマクスウェルの最後の公演で事故が起こるまで影の怪物はフィクションのものだと考えていました。[1]
- A New ReignのOPムービーより、チャーリーが来るとマクスウェルのライトが消えることから彼女は近くにある光源を消してしまう能力があるようです。
- Don't Starve Togetherにおけるキャラクターの台詞によると、チャーリーが攻撃しに近づくと薔薇のような香りがするとのことです。[2]
- ウィノナで焚き火や野外炉、吸熱炉を調べた時の「My sister was afraid of the dark.(あたしの妹は暗い場所を怖がってたな)」というセリフから、チャーリーはもともと暗闇が苦手だったことがわかります。
- 「Next of Kin」ムービーの冒頭ではチャーリーがウィノナに宛てた手紙の一部が確認できます。なお、公式配信「Rhymes with Play」第229回にてこの手紙の全文が紹介されました。(以下はその内容です)
- ウィノナ姉さんへ
- 新しい仕事が見つかったのね!おめでとう!まぁ、姉さんなら大丈夫だって信じてたけどね!調子はどう?そっちの暮らしは落ち着いた?無理はしてないよね?
- 私はサンフランシスコでうまくやってるわ。今やってる手品の相方さんはね、時間の合間を縫って演出の技法とか心構えとかをたくさん教えてくれるの!姉さんとも仲良くなれそう!だって二人とも頑固なところがよく似てるもん。なーんちゃって!
- それはそうと…すぐに返事頂戴ね!オハイオでの近況を聞きたいの。ちょっとも漏らさず、全部教えてね!
- xoxo
- チャーリーより
- 「Salty Dog」アップデートのトレイラームービーの最後の部分(0:54あたり)に、笑い声と共に一瞬だけチャーリーが映ります。これは公式に初めて披露されたチャーリーの声でもあります。[3]
- 同じく、「Hook, Line & Inker」アップデートのトレイラームービー(0:38あたり)でも笑い声が聞こえます。[4]
- ローディング画面に表示されるテキストで、チャーリーに関連するもの:「コンスタントでは暗闇に名前がある。みなさんはチャーリーに会ったことがありますか?」
- 「Axiom Visus」ムービーでは、月の島に乗り込んだチャーリーが松明(デザインはCyclum Puzzlesを解いた景品として貰えるスキンと同じもの)をかざしてゲシュタルトたちを吸収し、その光を通して月(オルター)を見据えている様子が描かれています。
- 「Eye of the Storm」ムービーではTerrorbeakとCrawling Horrorを従えたチャーリーが古代の書庫に乗り込み、地上の揺れからオルターの目覚めに感づいている様子が描かれています。
- 未実装アイテムであるThe Enchanted Doll A Stage Play(演劇の台本)を調べた時のセリフデータに「著者 C.W.」と記述があります。台本の作者はチャーリーであることはゲーム本編でも暗に示されているため、Cはチャーリー、Wはチャーリーのラストネームの頭文字であることが推測できます。
- 「Taking Root」ムービーでは、遺跡の心臓部にてMetheus Puzzlesに出てきた壁画に似た図が書かれている書物を開き、古代のゲートの完成形の図を見ながらそれにならって恐怖石で壊れたゲートを修復しようとしている様子が描かれています。
元ネタ
- ゲームのファイル名ではチャーリーは「Grue(グルー)」と名付けられています。これはテキストアドベンチャーゲーム「ゾーク」シリーズの象徴とも言えるモンスターから影響を受けていると考えられており、ゾークにおけるグルーもDon't Starveのそれと同様に暗闇にいることで警告の後攻撃を仕掛けてきます。
バグ
- プレイヤーがちょうど夜になる前にWorm Holeに入るともう片方から出てきたときにチャーリーが攻撃してこなくなります。このバグは改めて光源に近付き再び暗闇に入った時に無くなります。
- チャーリーが近づく音が聞こえた時にポーズ画面にし、その後再開すると直ちに攻撃が行われます。
- Shipwreckedで波に乗っている時にチャーリーの攻撃で死ぬとモルグにて死因の欄に「Shenanigans(いかさま)」と表示されます。
脚注
- ↑ チャーリーの手紙抜粋:「昨晩は本当に大成功だったわよね!正面の席にいた爺さんなんか、私あのままお迎えが来ちゃうかと思ったもの。あの「影」は本当に凄いわ、私も怖いくらい…なんて冗談!私が姉の所から帰ったら、また新しい公演に向けて準備をしましょう。とっても楽しみだわ!」
- ↑ チャーリーが近づいた時のウィッカーボトムのセリフ:「A noise! And a distinctly floral scent?(何か聞こえる!これは…花の香りでしょうか?)」、斧のルーシーを地面に置いた時のセリフ:「Don't leave! I... I think I smell roses!(置いてかないで!薔薇…薔薇の香りがするわ!)」
- ↑ 「Salty Dog」アップデートのトレイラームービー(動画投稿日:2019年10月3日)
- ↑ 「Hook, Line & Inker」アップデートのトレイラームービー(動画投稿日:2019年12月12日)